トップ画像2月19日 『PlayStation4』
2013年2月22日発売
ハードレビュー
親父・横顔(むっ)


これからPS4の開封の議、およびレビューを執り行う! 
手、洗ったか? 

僕・正面(コラ!)


洗いました!

親父・正面(乱心)


歯磨いたか?

僕・正面(コラ!)


磨きました!

親父・正面(おい!)


塩で身を清めたか?

僕・正面(コラ!)


清めました!

親父・横顔(通常)


よし!
さっそく開封だ! 

P2200476
親父・正面(にやけ顔)


PS4は、ローンチ時2種類用意されている。
1つは『PlayStation4 First Limited Pack』で39980円。
もう1つは、PS Cameraが搭載された『PlayStation4 First Limited Pack with PlayStationCamera』43980円。

親父・横顔(ほー)


両者の違いはPS Cameraがついているかどうかだけ。
後者だとPS Cameraがちょっと安く手に入る程度の認識で十分だ。

僕(ニコッ)


僕たちは『PlayStation4 First Limited Pack with PlayStationCamera』の方を買ったんだよね!
思ってたより箱が小さい印象かな。

親父・正面(にやけ顔)


初代PS3を持ち帰ったときは、指先が鬱血するかと思ったが・・・それと比べると雲泥の差。
コンパクトだし、軽いな!
まぁ、早速開けてみようか。 

P2200481
僕(唖然)


箱の中に、箱がもう1つ・・・

親父・正面(あきれ顔)


『KNACK』が無料でついてくるのは最初だけだからな。
 その初回生産分は、こうやってマトリョーシカ仕様になってるんだろう。 

親父・正面(きらーん)


さて!
気を取り直して・・・開封ッ!! 

P2200482
僕・正面(にたぁ)


きたぁああ!!!

親父・正面(笑顔)


向かって左側に本体が。 
その上に「KNACK」 なんかのプロダクトコード。
そして、右側には、カメラやらコントローラーやらが色々入っているようだな。 

僕(しらんぷり)


まずは・・・コントローラー開封!! 

P2200484
P2200487
P2200490
P2200491
P2200489
僕・正面(ほえ?)


この高級感!
ハンパじゃない!!
ボタンが配置されてる場所がテッカテカに輝いてる! 

親父・横顔(むっつり)


そして、このフォルム。
まさに機能美だな。
詳しい機能はレビューのほうで見ていこうか。

親父・正面(通常)


PS Cameraはこんな感じか。

P2200493
僕(普通)


この双眼の視差を利用して、映す物を立体的に把握するんだね。

親父・正面(にやけ顔)


そしてHDMIケーブルも同梱だ!

P2200496
僕(泣き)


ようやく・・・ようやくHDMIケーブルが標準搭載された!! 

親父・正面(呆れ顔)


PS3も、発売当初からほぼ必須のアイテムだったのに、結局最後まで標準搭載されることはなかったからなぁ。 

僕(えー)


いやむしろ、コンポジで7年間戦い続けたPS3は凄いと思う。
ドラクエでいうと「ひのきのぼう」1本でラスボスまで戦い抜いたくらいの逞しさ。 

親父・正面(にやけ顔)


ちなみにコントローラーの充電は、同梱のmicroUSBを利用するみたいだな。

P2200497
僕(へー)


これは、市販のやつだったらなんでもいいんだよね?

親父・正面(通常)


ああ。
アンドロイド端末なんかの充電器でも充電可能みたいだぜ! 

親父・横顔(にたっ)


さらに、モノラルヘッドセットも同梱されてる。

P2200495
僕・正面(口あける)


昔のiPod標準搭載イヤホンみたいな形だね。
これは・・・本体に刺して使うの?

親父・正面(にやけ顔)


いや。
これは、コントローラーについているイヤホンジャックに刺して使うんだ。
だから、4人プレイでイヤホンをつけてプレイしたい時。今までは専用の分岐アダプタを使わないと4等分できなかったが、PS4では1人1人が自分のコントローラーに自分のイヤホンを刺せるようになったわけだ。 

僕(えー笑)


なるほどね!
これは便利だし、それぞれのプレイヤーが別々の音を聞いてパズルを解く・・・みたいなパーティーゲームなんかも出てきそう! 

親父・正面(きらーん)


そしてお待ちかね・・・これが本体だ!!

P2200503
P2200499
P2200501
P2200502
僕(えー笑)


きたぁああ!
この近未来的でスタイリッシュなデザイン!
むっちゃカッコいい! 

僕(普通)


大きさ的には、1世代前のSlimPS3モデルくらいの大きさだね!

親父・正面(笑顔)


さて。
詳しい仕様は1つ1つ、レビューで見ていくぞ! 



【PlayStation4】

2014年2月22日にSCEより発売された次世代据え置き機『PlayStation4』。
『PlayStation4 First Limited Pack』と『PlayStation4 First Limited Pack with PlayStationCamera』の二種類が発売され、前者は39980円。 PS Cameraが搭載された後者は43980円である。
最大4人プレイまで可
基本の内容物は以下の通り
・PS4本体 [HDD 500GB・色 ジェットブラック]
 初回限定で『KNACK』のダウンロードコードが同梱)
・ワイヤレスコントローラー DUALSHOCK4
・モノラルヘッドセット
・電源コード
・HDMIケーブル
・microUSBケーブル
・ PS Camera(同梱するモデルとしないモデルあり)


画質全般

画質は極めて良い。
もちろんソフトに依存するところはあるが、その画質の差は旧世代機とは歴然である。

とりわけ旧世代機との違いを実感できるのはフレーム数だ。
フレームの更新枚数にシビアなレースゲームや格闘ゲームなどの一部のゲームを除いて、旧世代の据え置き機では30fps(1秒間で30回画面を更新)で動かすのが主流であったが、世代が変わり次世代となったことで、それを60fps(1秒間で60回画面を更新)で動かすことが可能に。この差を体験してしまうと、もう30fpsには戻れない。
そもそも発売前にYouTubeなどで見れるプレイ動画は30fpsで、60fpsのアクションゲームというものに見るのも触るのも初めての人がほとんどのはず。「PS4は、ほとんどのゲームが60fpsで動くらしい」という情報はよく耳にするものの、言葉で理解しているのと実際にプレイしてみるのとでは別次元。PS4に初めてソフトを起動し60fpsのアクションゲームというものを体感した時は、鳥肌物だった。

また、「1080pでの出力」というのも旧世代機との違いで見て分かりやすい特徴の1つである。
これもソフト側に依存するところはあるが、多くのゲームが1080pで出力されており、先述した60fpsとの組み合わせはまさに次世代の賜物。

よく聞く「PS3とPS4の違いは?」という問いの答えの一つは、この1080pと60fpsであると言える。
PS4の画質に関しては、スクリーンショットやプレイ動画、ましてや数値の比較では絶対に伝わらない快適さと驚きの映像美があった。


処理能力

処理能力は、次世代機で最もパワフルなだけあって驚異的。

卓上の数字だけ見ると、旧世代の衰退期にコンシューマーはハイエンドPCと比べて性能で大きく差が開いていた。しかし次世代のPS4は、その差を一気に縮め 負けずとも劣らない処理能力を実現している。

とりわけPS4で美しく感じるのは影の処理、光の処理などの無機質なものの表現だ。
これらの処理は計算コストが極めて高く、旧世代機ではリアルタイムで高い品質のライティングを行うことが難しかった。だが、処理能力が飛躍的に向上した次世代機では朝飯前。たかが影、たかが光だが、この無機質の表現が綺麗に仕上がっているだけで世界観の仕上がりとゲームへの没頭感が違ってくる。

また、PS3では重くて使えなかったフィルターなども使えるようになり、PS3では味わったことのないような質感のゲームも作れるようになっている。


操作性全般

PS4になり新しく追加されたインターフェイス「DUALSHOCK4」と「PlayStation Camera」。
「DUALSHOCK4」はPS史上だけではなく、今まで発売された全てのゲーム機の集大成とも言えるほど優れた入力インターフェイスであり、素晴らしいの一言につきる。

一方「PlayStation Camera」は、360のキネクトよりもシンプルな理論で力強い入力インターフェイスではあるが、日本市場だけで見るとなかなか受け入れられにくいインターフェイスであるように感じた。


「DUALSHOCK4」は、今までの「DUALSHOCK」と一線を画す形で進化を遂げたコントローラーである。
今までDUALSHOCKは、世代を重ねるたびに小さなマイナーチェンジを繰り返して来たが、今回の「DUALSHOCK4」は全部盛り。様々な新機能が一気に追加された。

追加/変更された機能は以下の通り

【新機能】
①SHAREボタン搭載
②STARTボタン+SELECTボタン→OPTIONボタンに統合
③コントローラーにスピーカーとヘッドフォン端子搭載
④タッチパッド搭載
⑤ライトバー搭載
【変更点】
⑥アナログスティックの先端が凹型
⑦十字ボタンと○×△□のベースデザインが変更
⑧グリップが伸長
⑨L2/R2が反った
⑩ボタンがデジタル入力に変更
⑪ボタンの押し心地が変化
⑫高精細になった6軸加センサー

ひとつ一つ見ていこう。

①② SHAREボタン搭載が搭載され、STARTボタンとSELECTボタンがOPTIONボタンに統合されたというもの。このボタン数削減の判断は英断。
ファミコン時代、タイトル画面で1Pプレイか2Pプレイかを選ぶためだけに搭載された過去の産物「SELECTボタン」を、無意味に神格化して各社大事に伝統を引き継いできたが、その形骸化したボタンに始めてメスが入った。
ほぼ全てのゲームが、スタートボタンもセレクトボタンもメニュー画面を呼び出すときに使っていることに目を付け1つに統合。メニュー画面を呼び出すときは新たに新設されたOPTIONボタンを利用するようにした。

2つのボタンが1つに統合されたことにより、「SHAREボタン」が新設された。
このボタンを押すことにより、スクリーンショットを撮ったり、プレイ動画を録画をすることができる。PS4ではゲームプレイが本体に常時録画されているため、15分まで遡ってプレイ動画を録画することができ、それをFacebookなどにアップロードして共有をすることもできる。また、「SHAREボタン」を使って自分のプレイをUstreamなどの動画ストリーミングサイトを通じて垂れ流すこともできる。
誰もが体験したことがある、1人でプレイしている時に限って爆笑のバグが飛び出したり、友達のうんこに合わせてスーパープレイが炸裂する現象。今までは泣き寝入りで悔しい思いをしたかもしれないが、これからはそういった体験を保存し、他人と共有することができる。
また、日本人にとってUstreamでのプレイ動画の垂れ流しは敷居が高いかもしれないが、人がプレイしている動画を見ることで、購入を予定しているゲームの実機映像を見ることも出来るという利点も生まれる。
この「SHAREボタン」は、プレイヤーが今後様々な使い方をすることによって、ゲームをさらに盛り上げる機能に化けていくように思う。

③コントローラーには、スピーカーとヘッドフォン端子が搭載されている。
また、スピーカー部分にはマイクも搭載されており、ヘッドホン端子にイヤホンなどをつけると、マイクとしても使用可能である。

スピーカーの搭載はWiiリモコンなどで既に搭載されているため新鮮みはないが、テレビから出る音と、手元から聞こえる音は全く違い、ゲームの幅を広くしてくれている。
ただ、音質はさほど良くない。
コントローラーが音で震えるほどの大音量は出るのは好評価だが、スピーカー自体がコントローラーに収まる程度の大きさなので、スピーカーの性能はそれほど高くはなく、重低音は全く出ずトランシーバーのような高音メインの音が出る。

また、スピーカー部分にはマイクが搭載されたことにより、誰とでも簡単にボイスチャットができるようになったのは非常に便利である。

地味ではあるが特徴的なのが、各コントローラーにヘッドフォン端子が搭載されたことである。
これにより多人数プレイでも、それぞれのプレイヤーがそれぞれ音を聞けるようになった。
また、1人1人に違う情報をイヤホン経由で音声によって伝えることも可能なはずであり、対人対戦のゲームで盛り上がりそうな演出もできる。

④タッチパッド搭載は英断であった。
タッチパッドは2点まで検出可能で、通常のフリップによるタッチ操作だけではなく、押し込みによるボタン操作にも対応している。
PS4でゲームプレイ前。PS VITAの背面タッチパネルが全く生かされていない件から、今回のタッチパッド搭載も懐疑的であったが、実際にプレイしてみるとその便利さに驚いた。

もちろんソフトによって違うが、ほとんどのゲームで、タッチパッドはマップに使われている。今まではスタートボタンからメニューを開き、「MAP」を選択し、大きなマップをアナログスティックで永遠スクロールをして目的を探していた。しかし、このタッチパッドが搭載されることにより、タッチパッドを押し込み「MAP」にダイレクトにアクセス。広いマップを人差し指で自由にフリップして目的地を探せるようになった。
もちろんタッチパッドは、マップの利便性を向上するためだけに搭載されたわけではないはずだが、それだけで存在価値がある。

タッチパッドを搭載しようとした開発者に脱帽。そしてそのパッド自信を押し込めるようにして、自由度の高いボタンを一つ増やした開発者に敬礼である。

⑤ライトバー搭載は謎である。
「DUALSHOCK4」には、コントローラーの側面にライトバーが搭載されており発光している。
電源がONの最中は常に発光しており、光の調節はできない。

この光の意味は3つある。
1つはコントローラーをプレイヤーが識別できるようにするため。
多人数プレイをする際、青が1P、赤が2P、緑が3P、ピンクが4Pと自動的にコントローラーの色が変わり、自分のコントローラーがどれなのか、一目で分かるようにしている。

この光の2つ目の意味は、後述するPS Cameraの識別のためである。
PS3時代に発売されたPS Moveと同じ技術を用いて、PS Cameraでコントローラーが部屋のどこにあるのかを立体的に把握している。

3つ目の意味は、演出のため。
FPSやTPSなどをプレイしていてダメージを喰らった際、赤く点灯するなどして、テレビ画面以外からの視覚効果を狙ったというものである。

しかし、これらの説明を聞いてもなお、必要性に疑問符が残る。
1P、2Pの識別のためなら、PS3時代と同じように赤い小さなライトを光らせるだけで済むし、色を覚える必要がない分、直感的である。
さらに、「テレビ画面以外からの視覚効果」というと聞こえは良いが、実際にプレイしてみると、プレイ中は画面に集中していて手元を見る機会など一切なく、部屋を真っ暗にすれば壁に反射してコントローラーが何色に光っているのか識別できるが、日中はコントローラーを覗き込まないと分からない。

PS Cameraの識別のためだけに、ライトバーを出すくらいなら、他に色々方法があったようにも思えてならない。

⑥⑦⑧操作系は様々な変更が施されている。
アナログスティックの先端が凹型になり、十字ボタンと○×△□のベースデザインがツルツルなものに変更されると共に、配置も僅かながら完全な等間隔配置ではなかった「DUALSHOCK3」に対し、「DUALSHOCK4」は完全な等間隔配置に変更されている。

アナログスティックの先端が凹型になったことにより、強く倒したときでも親指が滑らないように工夫されている。「今まで通り丸い方がいい!」という声もありそうなので、これは好みであるが、個人的にはこちらのほうが合理的で良いと感じた。
また、アナログスティックそのものも若干長さが短くなっており、他のボタンにアクセスしやすくなっている。

十字ボタンと○×△□のベースデザインがツルツルになったことに対しては指紋もさほど目立ちにくく、高級感も増しているので好印象を持った。

またグリップが伸長すると同時に、グリップの人差し指がかかる部分がタイトになっていて、フィット感が増している。
このグリップ感は極めて良い。
手に馴染むというよりも吸い付く印象。またグリップ部分は細かい凹凸が沢山存在し、手に汗をかいても滑らないような作りになっている。
ただ、タッチパッドを搭載したため、コントローラー本体が大きくなった印象がある。
これは、すぐに慣れるので問題はないのだが、タッチパッドの中心部をフリップしたいときには絶対に右手を話さなければ届かない。これはマイナスポイントである。

⑨⑩⑪「DUALSHOCK3」をブラッシュアップしたため、L2/R2が反り、ボタンがデジタル入力に変更、そのためのボタン押し心地が変化している。

L2/R2が反ったことにより、「DUALSHOCK3」の時に問題だった「置いた時にL2/R2が押した状態になる」という問題が改善された。そして、ストロークも堅めに改良され、微妙な調節ができるようになった。

LRボタン以外のボタンはアナログからデジタルに変更されている。
これにより、ボタンの強弱による判別は出来なくなった物の、ボタンの押し心地は増した。これはPS3時代、アナログボタンの強弱による入力を使ったゲームがほとんど出なかったからだそうである。


⑫「DUALSHOCK4」には、「DUALSHOCK3」の6軸加センサーSIXAXISよりも高精細になった6軸加センサーが搭載されている。この6軸センサーを使って、手首を傾けるだけでキーボードの文字入力が出来るようになった。
今まで、十時キーを連打する必要があったが、これにより必要な文字をダイレクトに入力することが可能になる。その便利さよりも、ここまで細かい動きが感知できる「DUALSHOCK4」に驚く。


これらが、新機能・変更点である。
新開発された「DUALSHOCK4」は本当に優れていて、「PS3とPS4の違いは?」という問い。先述した1080pと60fpsも1つであるが、それ以上に「DUALSHOCK4」というのが答えである。DUALSHOCKは凄まじい進化を遂げ、PS4の新しい顔となった。


一方「PlayStation Camera」は優れた入力デバイスであるが、日本市場で成功しない気がしてならない。
1280x800ピクセルでは60fps。640x400ピクセル時では120fps。320x192ピクセル時では240fps。最短撮影距離は30cmという凄まじい能力のカメラを2つ搭載しており、このカメラの視差により物を立体的に把握している。
これは、部屋空間全体に赤外線を反射させて検知しているキネクトに比べるとシンプルだが力強い入力デバイスである。
また、先述した「SHAREボタン」の機能とも連動しており、プレイ動画と共に自分のプレイする姿も配信できる。

面白い試みだと思うが、日本の家屋事情において240fpsでないと識別できないほどアクロバティックに動いたら、四肢が物に当たって家具が宙を舞う。
また、シャイな日本人がネット上に自分の顔をさらしてプレイ動画するのも考えにくい。
PS Cameraが全てのPS4に同梱されていない以上、日本のソフトメーカーもPS Camera向けのゲームも出しづらいのではないだろうか。

物は良いだけに、このまま押し入れにしまわれてしまうのはもったいない。
PS Cameraが今後どのようにして使われていくのか、今後PS Cameraをどのように使っていくのか。早い段階でSCEが提示していく必要があるものと思われる。


ソフトウェア(OS)

OSは悪くはないがブラッシュアップの余地が残っている。

PS3ではOSのインターフェイスに「XMB」が採用されていたが、PS4では「PlayStation Dynamic Menu」と呼ばれる新しいインターフェイスに取って代わった。

「PlayStation Dynamic Menu」は縦3段構成になっており、最上段がおおざっぱなメニュー。下段にいくにつれて詳しい情報が書かれている。
また、ゲームやアプリケーションなどのコンテンツは横に並んでおり、これらを選択すると下段で詳細を確認することができる。

PS3の「XMB」と比べると、多くの情報が1つの画面に入るようにデザインされて、スムーズに操作・表示されるのが好印象。
だが、配列の論理性にかける。
上記の説明で「なるほど!PlayStation Dynamic Menuってそういうメニューか!」と分かった人は少なかったはずである。これは私自身の文才が無いのに加えて、メニューの配置に一貫性が無いからだ。
1つの画面に様々な情報が入ってくるようにデザインされているため、直感的なアクセスは可能なのだが、配列が分かりやすいとは言いがたい。今後コンテンツが増えれば増えるほど目的のアプリケーションの検索が不便になりそうである。
そういう意味ではPS3やPS VITAのUIの方が使い勝手が良いとも言える。今後のブラッシュアップに期待したい。

OSで少し残念だったところを他にもあげると、ゲームでは大活躍をしたタッチパッドがメニュー画面では使えないことである。
「DUALSHOCK4」になって、せっかく使えるようになった新しい入力インターフェイスをどのように使っていくべきなのか、OSにこそ先陣を切って指し示してほしかったところである。

また、PS StoreもPS3時代からデザインが一新された(PS3でも確認可能)。
このUIは右に行けば右に行くだけ詳細な情報になっており、迷子になりにくく好印象。
だが、少しもたつきを感じるのは改善点である。

ハードウェア

ハードウェアの完成度は極めて高い。

本体の大きさはslimPS3よりも一回り大きいくらいの大きさで、上端が平面なため その薄さが際立っている。
デザインは個人的にはツボ。ボードを斜めにカットしたようなそのデザインは、スタイリッシュで近未来的ながら存在感があり、縦置きでも横置きでも見栄えする。

PS3までのPSプラットフォームように、PS4には物理的な主電源が存在しない。そのかわり、本体の電源を切る際「電源を切る」と「スタンバイモードにする」の2つから選ぶことが出来る。
スタンバイにしておけば、本体前面に2つ搭載されているUSB3.0に接続した「DUALSHOCK4」を充電しておいてくれる。これは、かなり便利な新機能。

また、細かい演出も憎い。
電源ボタンとディスクボタンは静電タッチ式になっており、軽く触れるだけでボタンが反応し、ディスクは入り口部分に軽く触れるだけで一気に吸い込んでくれる。
そして、電源が入ると本体中央のラインがグラデーションになって光りだすなど、細かいディテールも徹底的に磨き上げられている。

外見だけではなく、中身の性能も高い。
高負荷をかけてもファンの音は小さく、MAXの熱を持っても「スーーッ」という、上品に言えば風船の口を緩めた時に空気が漏れる音。下品に言えば すかしっ屁のような音しか聞こえてこない。

そして転送速度にも驚きを感じた。
PS3ではBD2倍速の読み出しだったが、PS4になりBD6倍速の読み出しに向上。数十GBのディスクインストールも10秒程度で終わってしまう。

あえて残念なところをあげるならば、熱効率を上げるために吸気口が沢山開いており、埃が入りやすい点。また埃が入るのを防ぎにくい点くらいである。


満足度

満足度は非常に高い。

この満足度の所以は、先述した「1080pと60fps出力」、「DUALSHOCK4」、そして「リモートプレイ」にある。

PS VITAとPS4を接続し、PS4の画面をPS VITAに映し出すリモートプレイは、PS4の特徴の肝である。
リモートプレイとは家の中ならアドホック通信で。家の外ならWi-Fi経由で無線を飛ばし、PS VITAでPS4が遠隔操作が可能な機能だ。
この機能自体は、PS3・PSP時代からあるが、PS4・PS VITAではほぼ全てのゲームのプレイが可能になり、家中どこでも気軽にPS4がプレイ出来るようになった。

驚きなのはその完成度の高さである。
グラフィックの荒さは一切無く、細かい文字までしっかり読むことが出来る。遅延も全くと言っていいほどなく、まさにPS4がそのまんま手元に収まったような感覚だ。
ちなみに、木造建築で1FにPS4が置かれている我が家では、2Fの自室でPS4がプレイ可能であった。

完璧なリモートプレイであるが、唯一の弱点はボタンの代用である。
「DUALSHOCK4」のタッチパッドはPS VITA前面のタッチパネルで代用しているが、「DUALSHOCK4」のL2/R2ボタン。そしてL3/R3ボタンはPS VITAには存在しない。従って背面タッチパネルを4分割してそれぞれのボタンに割り振ることになる。思っていたより操作できるが、直感的な操作にはほど遠く、FPSなどのL3/R3を多様しまくるゲームはリモートプレイに向いていないように感じた。

それを差し置いてもリモートプレイの完成度は高い。
この機能をプレイするためだけに、本体を買っても損はしないというほど実用性のある機能である。



ハードとしての魅力は極めて高い。
不満点は少しばかりあるものの、今後のアップデートで対応可能なものばかり。今後の改善で更に使い勝手が良くなってくれることを願う。

このハードの特質は、安定感にあるではないだろうか。
このハードの魅力である1080pと60fps出力も、操作性が増したDUALSHOCK4、そしてリモートプレイも、今までの技術の延長にあるものでイノベーティブな機能ではない。
しかし、今まで脈々と進化を遂げて来たゲームをもっと面白くするためにはどうすればいいか、という問いに明確なビジョンを持って、PS4はこれらの要素を徹底的にブラッシュアップされている。まさに、正当進化であり、プレイヤーがゲームに求めているものが全部盛りになっている。

PS4は「ゲームをするための機械」であるがゆえ、PS4の価値はどれだけソフトが出そろうかにかかっている。あとは、国内向けのソフトがどれだけコンスタントにリリースされるかで、このハードの魅力が大きく左右するのではないだろうか。

早く色んなゲームをこのマシンで遊んでみたい。買う前以上に買った後もわくわくする。ゲームの原点がこのハードにはあった。



  評価                   .
画質全般:≪10≫
処理能力:≪10≫
操作性全般:≪9≫
ソフトウェア:≪7≫
ハードウェア:≪9≫
満足度:≪9≫
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
総合:≪9≫