トップ画像12月27日2011年12月17日発売
PS VITA「みんなのGOLF 6」
ゲームレビュー
親父・正面(にやけ顔)


これ、対戦プレイしようぜ! 

僕・正面(にたぁ)


PS VITAのローンチとして発売された「みんなのGOLF 6」だね!

親父・正面(きらーん)


おう!
そろそろお前も、キャラクターを育て終わったくらいだろ?
パワーを捨てて、究極のコントロール能力を手に入れた俺に、勝てるかな? 

僕(ウインク)


ふっふっふ・・・
僕、実はみんなのGOLF5の時には「チップインのメカマスター」と呼ばれた男!
イーグル連続で圧勝だよ?いいの? 

僕(しらんぷり)


みんなのゴルフのスコアボードって、バーディーだと「◯」イーグルだと「◎」のマークで表示されるけど・・・
チップインすると「◯」「◎」が光るじゃん♪
それって すっごい優越感♪ 

親父・横顔(にたっ)


いいから!
始めるぞ! 

004
親父・正面(あきれ顔)


マップは・・・まぁ、適当でいいか。
強風、ミニカップの色物ルールで行くぞ。 

僕・正面(死に顔)


ちょっ!!
ここ、むちゃくちゃ難易度の高いマップじゃん!
それに加えて強風、ミニカップは、いくらなんでも鬼畜すぎる!! 

親父・横顔(むっつり)


あれあれ?
チップインのメカマスターさん?
自信ないの? 

僕(むっ)


自信無いわけないよ。
さっさと始めるよ。

014
僕(えー笑)


今回も、普通の色物ルールが色々用意されてて面白いよねぇ。
バンカーで「+1」とか、強風とか、無風とか・・・ 

親父・正面(あきれ顔)


確かに面白いんだが、パット対戦とか、もっと色々対戦モードが用意されてたら盛り上がるんだけどな。
ステージ数も、ナンバリングタイトルなのであれば、もう少しそろえて欲しかったか・・・

僕(呆れ笑)


いやいや。
でも、据え置きに勝るとも劣らないグラフィックだし!
タッチパネルも有効利用してるし、良いんじゃないかな? 

親父・横顔(通常)


たしかに。
ローンチタイトルの中では、一番タッチパネルを有効利用してるよな。 
背面タッチパネルの使い方が秀逸だ。 

僕(笑顔)


そうだねー。
距離を測りたいときに、背面タッチパネルで触ると、タッチしたところまでの距離とタッチしたところからホールまでの距離が表示されるのとか良いよね♪

親父・正面(にた笑)


それに加えて、キャラクターをツマメルしな♪
1打目の時に、キャラクターの上でPS VITAをつまむと、キャラククターの打位置を調節できるんだよな♪
「いや~~」とか「やめて~」とか言うかけ声とともに! 

僕・正面(じと目)


親父がそういう事言うと、変態っぽく聞こえるよ・・・。

僕(普通)


でも、今回の「みんゴル6」はタッチパネルを、あくまでも補助の操作として搭載したことがよかったね。
隠し要素みたいな感じで、使うだけで普段のプレイで無理強いされる事はないし・・・。

親父・横顔(通常)


バーディーやイーグルのときに出る紙吹雪。
あれが地面に落ちた後に、背面タッチパネルで触ると「ふわっ」ってもう一度舞い上がるのとかな・・・
誰も得しないがオシャレな仕様だぜ・・・。

僕(しらんぷり)


まぁまぁ。
おしゃべりはこのくらいで、さっさと第一打、どうぞ。 

015
親父・正面(おい!)


ふぁぁああああ~~~~~!!!

僕(唖然)


さ・・・さすがです。
コントロールの良さを自慢するだけあって、脇目もふれずバンカーに向かって一直線だったね。 

親父・正面(横目)


人の悪口言う前に、打てよ。

僕・正面(おい!)


ふぁぁああああ~~~~~!!!

親父・正面(にた笑)


だっせー!
池ポチャじゃん!
俺より、全然だっせー! 

親父・正面(おい!)


ふぁぁああああ~~~~~!!!

僕(えー)


親父・・・バンカーを渡り歩いて、何したいの? 

親父・横顔(疑い)


・・・バンカー巡礼。

僕(失神)


ふぁぁああああ~~~~~!!!

親父・正面(呆れ顔)


池ポチャの次はOBかよ・・・俺は、まだ前に進んでるが・・・お前、前にすら進んでねぇよ。 

002
親父・正面(あきれる)


お前、叩きまくって、「+6」か・・・

僕・正面(目がぐるぐる)


ようやくグリーン手前のラフまで運んだよ・・・
誰・・・あんな色物ルールにした人・・・。
そろそろ、入れたい・・・ 

僕・正面(猫目)


・・・!!!

僕(失神)


見た!?
見た!?
チップイン!!! 

親父・正面(青ざめ)


見たよ。
さすが『チップインのメカマスター』だな。
「チップイン +7」なんて見た事ねぇよ。

親父・正面(馬鹿顔)


すげぇ・・・スコアボードの「×」が、雄々しく光ってるよ・・・。
さすが 『チップインのメカマスター』。 

僕(泣き)


もうやめて~~~!!
見ないで~~~!!




【みんなのGOLF 6】

2011年12月17日にPS VITAのローンチタイトルとして発売された『みんなのゴルフ6』。
価格はパッケージ版が4980円で、ダウンロード版が3900円となっている。
本作はプラットフォームが携帯機でありながらナンバリングタイトルであり、みんなのゴルフシリーズの6代目にあたる。携帯機でナンバリングタイトルが発売されるのはシリーズ初。
開発はシリーズでお馴染みのクラップハンズ。

ゲームのモードは大きく分けて「ひとりでゴルフ」と「みんなでゴルフ」の2つのモードに分かれている。
『ひとりでゴルフ』は、さらに「チャレンジ」「ストローク」「トレーニング」の3つのモードに分かれていて、そのうち「チャレンジ」を進めるとゲームが進展する。

『みんなでゴルフ』はアドホックを通して最大で8人と対戦できるモード。
通信対戦プレイでは、従来の交代交代で打ち合うマッチプレイ方式と、新しい「新リアル方式」で進行する。対戦人数が2人までの場合はマッチプレイ、それ以上は新リアル方式となっている。


演出

演出は良い。

シナリオは存在せず、キャラ同士の掛け合いすら存在しないが、そのかわりにキャラクターの設定などは細かく考えられている。
ゴルフの楽しさのみを追求したゲームデザインは、このシリーズの特徴の1つとも言えそう。

おなじみのド派手なショットやチップイン時の演出も健在。普通のゴルフでは味わえない爽快感を楽しむ事ができる。
また、ホールごとに家屋や車、列車など細やかなオブジェが増え、ゲームそっちのけで色々探してみるのも楽しい。
さらに従来と比べ、さらにカメラアングルが大幅に増えた。
ショットを打つと、十字ボタンで様々なアングルからボールやショット後のキャラクターを見る事が出来る。
さらに、ジャイロセンサーを使ってカメラを移動させたり、カメラを使って実際の風景をリアルタイムでゲームに取り込む事も出来る。様々な遊び心溢れるカメラワークが用意されているが、仕様用とは不明。
ジャイロセンサーやカメラの取り込みなど、完成度は高く驚くのだが、ただ、「こんなこともできるのか~・・・」と、関心させるためだけの機能にとどまっており、実用性は皆無。


オリジナリティ

オリジナリティは低い。
前作と比べ、新方式のショットや操作などが新たに増えたが、もともと完成度が高いシリーズなだけにコレといった目新しさはない。
「バンカーで+1打」などの特殊ルールはあるが、これといったモードは増えなかった。
いっそ、マリオゴルフのようなありえない特殊なルールが欲しかったところである。

ただ、PS VITAの新機能であるフロント・背面の両タッチパネルを使う事が出来る。
フロントパネルで動物や木をタッチすると、動物が逃げたり、木がガサガサ揺れたりするだけ。これはただのスタッフの遊び心で実用性はない。
しかしながら背面タッチパネルは非常に有効利用している。
背面タッチパネルでマップをタッチするとそこまでの距離と、そこからピンまでの距離を測る事が出来る。
これを利用すると、ボールを2度落としてグリーンまで運ぶほうが無難か、はたまた無理をすれば1打でグリーンに乗せる事ができそうか・・・など、細かい戦略を立てる事が出来る。
おそらくローンチタイトルで最も背面タッチパネルを有効利用しているのがこのソフト。

また、本作ではキャラクターは総入れ替えをしているが、それは果たして求められていたのかと言われると疑問符が付いてしまう。
基本的にキャラクター同士の掛け合いが無いため、大切なのは飛距離やコントロール性能などの数値となる。キャラクターのデザインはゲームの核となる部分とは無関係のため、キャラクターデザインを一新してもゲームデザインに厚みが増すことはない。
シリーズを通して好みのキャラクターがいるユーザーも多かったはず。
新しいキャラクターは、スズキやグロリアなど、シリーズの看板キャラクターを全員クビにしてまでも搭載するほどの魅力を持ったキャラクターとは言いがたく、旧キャラクターの何人かをクビにして新たに数人キャラクターを追加した方が無難だったように思える。


グラフィック

グラフィックは良い。

PS3版のみんなのゴルフ5のグラフィックエンジンを使用していることもあり、それに近い雰囲気となっている。
そのため今までの携帯機では考えられないような美しいグラフィックが可能になった。
特にキャラの表情やモーションは非常に豊か。
流石にPS3版よりは若干劣ってはいるが、グリーンの芝の質感や水の表現も目を見張るものがある。
さらに家屋などはグラフィックはもちろん当たり判定まで恐ろしいほど作りこまれている。
木の枝と幹と葉で、それぞれ当たり判定が別。葉に当たる分には多少飛距離が落ちるだけだが、幹に当たると跳ね返されてしまうという・・・恐ろしいほど当たり判定が作り込まれている。
その気になれば家の屋根の傾斜などを利用してショットを反射させ、グリーンに入れて攻略することも出来る。

グラフィックで唯一気になったのは影。みんゴル5でもそうであるが、かなり粗い。
グリーンが綺麗なだけに一層気になった。

それでも携帯機でこのクオリティは素晴らしい。
さすがにPS3版には届かないが、画面が有機ELということもあり発色がとても綺麗。PSP版やPS2版とは比べ物に鳴らないくらい美しく仕上がっている。

ただ、キャラクターデザインが良くない。とりわけ女の子。
ゲーム内に掲載されているキャラクターデザイン原案のラフ絵の段階では可愛いのにも関わらず、ポリゴンになると急に魅力半減。今までのキャラクターは、どれも魅力的だったのにも関わらず、なぜ今回だけ こんな風になってしまったのか・・・謎。
モーションは非常に良いので、キャラクターのポリゴンを頑張ってほしかった。


サウンド

サウンドは非常に良い。 

コースごとにテーマが分かれており、それぞれに合わせた曲が用意されている。
なお、曲はゲーム内ポイントで買うことによりいつでも聞くことができるが、その際、コメントでどのようなイメージで曲を創ったか知ることが出来る。
普段何気なく飛ばしているタイトル曲でも作曲者の思いが詰まったコメントがあるので、ぜひ一度は見ることをおすすめしたい。

キャラクターの掛け合いこそないものの、声優の熱演にも注目。
超豪華な声優陣が起用されており、シナリオが存在しないのにも関わらず、キャラクターの魅力を声だけで作り上げている。

効果音に関しては特に言うことはない。気持ちいいナイスショットや心臓に悪いミスショットもおなじみである。
個人的に、プレイ時に気になる観客のヤジが大幅に減ったのはありがたい。


操作性

操作性は非常に良い

新しく背面タッチパネルとアナログスティックが追加されたが特に目新しい操作はないが、無駄な冒険をしておらず、今までの操作性を踏襲していて非常に良い。
勝因は、まちがいなく背面タッチパネルや全面タッチパネルを補助操作に回した事。
また、様々な操作方法が用意されていることも◎

またカメラワークの自由度は増したおかげで見やすくなった。

本作はカートリッジだが若干のロードがあり、ホールを始める際に10秒ほどのロードがある。
しかし後はほぼロード待ちなしでプレイすることが出来るのでロード時間はほとんどストレスを感じない域。
オートセーブ、オートロードも直ぐに終わるので快適である。


満足度

満足度は低くはない。

気になったのはキャラクターの登場数。
かなり少なく感じてしまう。

とはいえ、ゲームボリューム自体はなかなか多い。
ホール数自体は多くはないのだが、一位通過でないと先に進めないのに加えて、後半に行くほど恐ろしくホールの難易度が上がるため、かなりの歯ごたえになっている。気がつくと熱中して何時間もプレイしてしまう時間泥棒。
しかし、高難易度ながらマグレ要素も高く、ゲームのテンポの良さにによって繰り返し作業も苦にならない。
努力すればギリギリクリアーできる秀逸なレベル設定のおかげで、クリアーした達成感は他のゲームでは味わえないものに。

また、救済のためにイージーモードがあり、全く進めないということは回避できるようになっている。
しなしながら、イージモードを使用しても一切ペナルティが無いので使うかどうかは意見が別れるところ。
個人的には、イージーモードの存在は×
せっかく絶妙なレベル設定に仕上がっているのにもかかわらず、もったいない。

また、ホールにはそれぞれ隠されたミッションが用意されており、その条件を満たすと王冠がもらえ、必要以上の王冠を手にし、ボスに勝つとキャラクターのコスプレ用の衣装が手に入る。
王冠条件は恐ろしいほど難しいが、あきらかにAKBの衣装だったり、どうみてもMr.インクレディブルだったりと、面白いコスプレが多く、無理してでも王冠を手に入れてみたくなる。
このやりこみ要素は非常に面白い。プレイ時間やボリュームを跳ね上げている。

オンラインに関してはまだ安定していなく、ランキングの不備やミスが目立つ。
ある程度プレイし、オンラインランキングを見ようとしたら「アプリケーションエラーが発生しました」と表示され、ゲームがフリーズしてしまった。
順次修正されるのを気長に待つしかない。

現在オンラインのモードは一部のモードしか解放されておらず、やや少ない感じではあるが、配信で増えるとのことなのでこれからに期待である。


総評

グラフィックは非常に綺麗。まさにPS3が携帯機になったようである。
安定したクオリティの高さ。難易度はやや高いが、歯ごたえとヤリごたえがあり、ボリュームも申し分ない。
何よりやり込み要素が高いので、いつまでも遊べる。

セーブ・ロードも短く、操作系のレスポンスも良いのでゲーム中は終止ストレスフリー。

新リアル方式では、ホールごとに皆それぞれが同時に打つことができる。そのため待ち時間がほとんどなく、今までのようにだれることがない。
しかし、他人のショットをじっくり見ることは出来ず、今までのようにショットの一挙一等に盛り上がることがなくなってしまう。
従来通り単員のショットをじっくり見ることの出来るモードも用意されているのだが、それは2人対戦まで。できれば4人プレイに対応してほしかった。

wifiの環境さえあれば何処でもオンライン対戦できるのは大きい。
オンラインの不備や対戦モードが少ないといった問題はあるが、これから順次追加・改善されるはずなので特に問題は感じない。

PS VITAで買うソフトに迷ったら、とりあえずみんゴルがオススメ。
敷居が低く間違いなく万人向けの作品であり、ライトユーザーでもコアユーザーでも、どちらも満足の出来る数少ない作品の1つ。


6角形プロジェクト

みんなのGOLF 6

みんなのゴルフ 6

みんなのゴルフ 6

みんなのゴルフ 6

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