トップ画像12月22日2011年12月17日発売
PS VITA「リッジレーサー」
ゲームレビュー
親父・横顔(通常)


リッジレーサーやろうぜ!

僕(へー)


どのリッジ? 

親父・正面(あきれる)


いや・・・だから「リッジレーサー」だって。
PS VITAでローンチタイトルとして発売された「リッジレーサー」だよ! 

僕(えー笑)


あー。
体験会でプレイさせてもらったやつかぁ。
そういえば、PS VITAで発売されたリッジのタイトル名って『リッジレーサー』っていう名前だったね! 

僕・正面(ぬぎゅー)


なんで、こんなに分かりにくタイトル名なんだろう。
「リッジレーサーNEXT」とか「リッジレーサー Portable」とかにすればいいのに。

親父・正面(笑顔)


「リッジレーサー ノ・ビ~タ」とかな。

僕・正面(しら~)


いや・・・それはおかしい。

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親父・正面(にやけ顔)


まぁ、とりあえず起動させるか・・・。 

僕・正面(猫目)


って、うわぁ!
始まって早々、むちゃくちゃオシャレ! 

親父・横顔(にたっ)


確かに・・・。
黒を基調に、青が光る、 有機ELディスプレイの栄える オシャレなデザインだな。 

僕(呆れ笑)


まぁ、もともともリッジレーサーはオシャレ路線だけどね。
今回は、いつも以上にオシャレかも♪

親父・正面(あきれ顔)


ほほぉ。
メインメニューは、ウィンドウズフォンみたいだな。

僕(えーっと・・・)


いや・・・それ、ものすごく分かりにくいかと・・・。
持ってる人、見たことないし。 

親父・横顔(ほー)四角形のボタンが並んでて、使用頻度の高いと想定されるボタンが大きくなっている。
いわゆる「メトロUI」っていうタイプのメニューだな。
僕・正面(にたぁ)


へぇ。
それを横スクロールで選択するのかぁ。
タッチパネルとの相性が良さそうだね!

親父・正面(にた笑)


というか、メトロUIなんかよりも、メニューの背景にいる永瀬 麗子の画像が、かわいすぎて・・・ちょっとやヴぇぇぇえ! 

僕(しらんぷり)


なんか・・・露出度が高いわけでもないのに、せくしぃだね。

親父・正面(青ざめ)


いかん・・・いつまでメインメニューを見続けてるんだ・・・。
ゲーム本編を早くプレイしねぇと。 

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親父・正面(乱心)


うわぁ!
超綺麗だぞ! 

僕(えー笑)


ほんと・・・据え置き機と勝負できるくらい綺麗だね。

僕・正面(にたぁ)


やっぱり、背景の映り込みがすごいよ♪

親父・正面(メガネ破損)


いやいやいや。
そんなものよりも、トンネルから出た瞬間、一瞬フラッシュアウトしたようになるだろ!
このHDRレンダリングの処理の方が100倍すげぇよ! 

僕・正面(口あける)


・・・へ?
そんな地味なものよりも、一眼レフの写真みたいに背景が「ぼやぁ」ってボヤける処理の方が高級感があってすごいんじゃ・・・ 

親父・正面(激怒)


お前は、何も分かってねぇ!
HDRレンダリングの凄さを!!
携帯機のレースゲームだと、擬似的に「モーターストーム」で同じ処理をしようとしていたのを見たが、完成度は低かったからな! 
このレンダリング技術をしれっと、携帯機で出してくるとは・・・ 

僕・正面(じと目)


・・・そんなこと考えながら、プレイしてて楽しい?

親父・横顔(むっつり)


ああ。
超楽しい♪ 



【リッジレーサー】

2011年12月17日にPS VITAのローンチタイトルとして発売された『リッジレーサー』。
本作は”リッジレーサー”シリーズの11作品目にあたり、発売はバンダイナムコゲームスだが、本作は株式会社セリウスとの共同開発。シリーズを通して携わり、セリウスに移籍した寺本秀雄さんがディレクターを務める。
価格はパッケージ版が3980円。ダウンロード版が3580円で、2012年3月31日まで期間限定で2980円で発売される。 


演出

演出は良い。

演出と言ってもシナリオは用意されておらず、出てくる登場人物はシリーズ通してのレースクイーン「永瀬麗子」の1人のみ。
しかしながら、後述する鮮麗されたグラフィックや高い品質の音楽などにより、しっかりとした世界観が構築されている。

今までのリッジレーサーシリーズを超える高級感のある演出で、手触りが異様に良い。


オリジナリティ

オリジナリティーはかなり低い。

歴代作品を凌駕するオシャレで高級感のある仕上がりになっていても、レース自体は歴代作品と全く同じ。

PSPのローンチ際に発売された「リッジレーサーズ」では、ニトロシステムがシリーズで初めて搭載され  以後の定番となっただけに、PS VITAのローンチとして発売された本作でも、なにかゲーム性を高める機能を考えてほしかった。


グラフィック

グラフィックは非常に良い。

携帯機とは思えないほどの美しいグラフィックを実現しており、他のローンチタイトルと比べても頭一つ飛び抜けている。

被写界深度や車体への映り込み、ニトロを出したときの色味を変える演出など、特徴的なエフェクトを多数搭載し、インパクトのある映像を実現。
とりわけ車体への映り込みは書き換え速度が早く、据え置き機と比較しても見劣りしないほどの完成度を誇っている。

レース中の映像だけではなく、メニュー画面のグラフィックも素晴らしい。
有機ELの特性をうまく利用した黒と青を基調にしたメニューで、今までに見た事の無いような神秘的で美しいメニューに仕上がっている。

また、メニューの「ガレージ」で見る事の出来る車体は、タッチによりヌルヌルと360度動かせることができるが、その手触りが非常に良い。
文字通り舐め回すように車体を見る事ができ、それに応じて車体に反射する光なども綺麗に再現している。地味であまり目立たない機能だが、このこだわりには脱帽。

グラフィックで唯一不満なのが、レース中のフレーム数。
レースゲームでは、1秒間に60回の書き換えをする60fpsが主流となりつつある昨今、1秒間に30回の書き換えをする30fpsだと他のレースゲームと比べたときに手触りが変わってきてしまう。
レースゲーム以外のほとんどのゲームが30fpsのため、様々なレースゲームをプレイしている人でないと なかなか違いが分からなかったり、ましてやプレイに支障が出るというわけでは一切ないのだが、やはり60fpsだった今までのリッジレーサーシリーズと比べると、ドリフトなどを決めた際の手触りが違う。
フレーム数よりもエフェクトを優先させるというのは、良い判断ではあると思うが、できることならば、フレーム数を60fpsで維持し、かつ、エフェクトも妥協しない作りにしてほしかった。というのが1ユーザーの感想。


サウンド

音楽は文句なしの出来。

楽曲はかなり少ない物の、相変わらず他のレースゲームを寄付けないハイクオリティで、しっかりとしたリッジサウンド。

テンポの良いテクノミュージックがレースを盛り上げてくれる。
リッジレーサーシリーズの音楽のこだわりようは、他のゲームとは別格。


操作性

操作性は良い。

ゲームの内容が今までのシリーズと変わっていないため、基本となる操作方法は変わらない。

ただ本作では、ミッションタイプが「AT」「MT」の他に、新たに背面タッチパネルを使ってギアチェンジをする「PDL」が新搭載された。
しかしがら、熱中すればするほど誤タッチが多くなり、ボタンのように指へのフィードバックもないため、いつの間にかギアが下がっていたりする、レースゲームとしては致命的な欠点を持っている操作性。
ミッションタイプはレース前に任意で変更できるため、選択しなければいいだけなのだが、無理矢理搭載するくらいなら、いっそのこと「背面タッチパネルをタッチすると、クラクションが鳴らせる」程度にしておいた方が、分かりやすかった気がする。

本作で最も素晴らしかったのがメニュー。
ボタンで操作できないのはマイナスではあるが、それを差し引いても依然評価は高い。
ユーザーの使用頻度が高いと想定されるボタンは大きく表示され、「設定」など使用頻度が低いと思われるボタンは小さく表示する、「メトロUI」と呼ばれるタイプのメニューで、ビジュアルの美しさと使い勝手の両方を兼ね備えたメニューになっている。

ロードは、レース前に15秒程度あるくらいで、長めだが数が少ないためストレスに直結することは少ないはず。


満足度

満足度は極めて低い。
そもそも本作は、まだ評価をする段階に達していないと感じた。

コース数は3種類。リバースも入れて6種類と極めて少なく、マシン数も5種。
現在の段階でプレイしようとすると、総プレイ時間が1時間程度。上手な人ならば30分でクリアー出来てしまうかもしれない。

マシンやコースなどは、追加ダウンロードコンテンツとして2月23日以降に配信予定。
2月16日には、
2月23日以降に配信予定の4800円分のダウンロードコンテンツが1600円で先行販売するという。

そもそもがダウンロード販売ありきの販売形式。ゆえに、コース数や車数が極端に少なく、それ相応の価格帯になっているようだ。
つまり、実際の価格はパッケージ版の3980円にダウンロード販売の1600円を加えた5580円となる。

元々の価格が低いため、ユーザーは納得してくれるだろうという考えなのだと思うが、ならばダウンロードコンテンツは、ソフトと一緒に配信するべき。
できないのならば、発売日を遅らせてでも、ユーザーが遊べる環境を整えてから発売するべきだった。

しかしながら、本作はダウンロード式の販売方法の究極とも言え、間違いなくダウンロードコンテンツによる販売形式の是非の論に一石を投じることになる。
意図的か結果的にかは置いておいて、様々な論議を生むはずであり、ターニングポイントになりうる重要なソフト。

オンライン要素は非常に充実している。
ユーザーは全員、任意で4つのチームに分かれる。
その所属したチームのメンバーに「×チームを倒せ」など、制作側が様々なミッションを提供してくれる。
レースゲームなので基本的に個人プレイだが、チームに緩くつながることにより、運動会の紅白戦のような一体感が生まれる。

ここまでのオンラインのアイデアは非常に秀逸で面白いのだが、実際には車体があまりにも少なく、ユーザーが個性を出す事が出来ない。
言うなればセグウェイの短距離走のようなもので、車体が限られ 最大速度がほとんど決まっている以上、特にバラつきが出ない。
レースにミスをした人だけが自分から脱落していくという、素直には喜び辛い試合になってしまう。


総評

全体のクオリティは非常に高い。
高いだけに、ダウンロード販売ありきで発売されたことが非常に惜しまれる。
コースと車さえついていれば、このクオリティなら6980円くらいの価格でも購入したいと思えるだけに、非常にもったいない。

まだ遊べる段階にはなっていないが、ゲームの完成度は非常に高い。
興味のある人は、2月16日以降。遊べる環境が整ってから購入する事をオススメしたい、ゲーム以外の場所で大きく減点されてしまった、非常にもったいない作品。




リッジレーサー

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※このレビューは、株式会社バンダイナムコゲームスからお借りしたゲームソフトを使ってレビューしております。
本レビュー掲載は無報酬です。また、株式会社バンダイナムコゲームスは掲載内容に一切関与していません。