トップ画像11月4日
2011年9月22日発売
PS3「ダークソウル」
ゲームレビュー
僕・正面(通常)


この扉には・・・なんか ありそう・・・。 

僕・正面(おい!)


・・・って、うわっ!
待ち伏せだ!! 

僕(失神)


し・・・死ぬかと思った・・・。

僕・正面(死に顔)


って、無いじゃん!
意味深な間取りの部屋を用意しておいて、アイテムも何にもないじゃん!
待ち伏せ兵だけはいたけど!! 

僕(悲しむ)


・・・・・・心が折れそうだ。

親父・横顔(通常)


ってなわけで、「ダークソウル」絶賛プレイ中だぜ!

111005darksouls_02
親父・正面(あきれ顔)


っていうか、おまえ・・・死に過ぎだよ。
さっきから お前のプレイを見てるが、ヤキモキしちまう。 

僕(むっ)


しょうがないじゃん。
死にまくって体で覚える以外に 攻略法が無いんだから・・・。

親父・横顔(ほー)


デモンズソウルもそうだったよな。 
基本的に、難易度は鬼畜・・・いや。鬼畜というレベルを遥かに凌駕したドSなマップなんだが、何百回何千回と死んでいく事で、マップや敵の配置を覚えていく・・・そういうゲームだった。

親父・正面(にやけ顔)


今回のダークソウルも、そんな感じだろ?

僕(呆れ笑)


うん。
ただ、デモンズより「とっつき」は良くなってるかも。 

親父・横顔(ほー)


ほほー。
それはイガイな感想だな。
初心者は決して寄せ付けない、孤高のゲームかと思ってたぜ。 

僕・正面(通常)


最初の30分くらいの難易度は、そこまで高くないし・・・
前作は、死ぬと問答無用でステージ最初に戻されたけど、今回はチェックポイント式になって死んでもチェックポイントまでしか戻されないよ!

僕(えー笑)


しかも前作で、圧倒的に足りなくなった回復薬の「三日月草」は廃止されて、チェックポイントに行くと いつでも5個回復ビンをもらえるようになったんだ!

親父・正面(笑顔)


おお!
超、親切じゃねぇか! 

僕・正面(じと目)


・・・まぁ、だからといって簡単になったわけじゃ全然ない・・・いや。難易度に関しては、前作を凌駕してるね。
間違いない。

親父・正面(青ざめ)


デモンズより難しいゲームって・・・ねーよ。

僕(笑顔)


と・・・ここで、人気コーナー!
『僕の死因BEST5』だよ!!

親父・正面(呆れ顔)


初耳だよ。
そんなコーナー。 

僕・正面(笑顔)


死因第5位「黒騎士」!

親父・正面(ちょっぴり不安)


なんだそれ?

僕(しらんぷり)


色んな場所にいらっしゃる、ありえないくらい強い騎士様。
一度視界に入ったら絶対に逃げ切れないから、開き直って戦うんだけど・・・まぁ5秒で殺されるよね。 

親父・横顔(泣き)


・・・振り切れないのかよ・・・。

僕・正面(にたぁ)


死因第4位。「毒」!
なんか知らないけど、たいてい手元に回復役が無くて、たいてい死にます。

親父・正面(呆れ顔)


そりゃお前の準備不足だろ・・・

僕(えー)


そして、持っていたとしても、焦って使って回復中に敵に教われて、たいて死にます。

親父・横顔(泣き)


・・・。

僕・正面(猫目)


死因第3位。「落下死」!!

親父・正面(にやけ顔)


お。
俺はデモンズをプレイした時に、1位2位を争う死因がコレだったぞ。 

僕(えー笑)


そうそう。
僕もそうだったんだけど、カメラワークが良くなったのか、慎重なプレイが体に染み付いたのか、そこまで死ななくなった。
でもまぁ、相変わらず落ちまくるけどね。 

親父・横顔(泣き)


・・・柵、用意してくれよ・・・。

僕(失神)


死因第2位。「ボス」!
相変わらず、ボス強い!チェックポイントから、何時間もかけて次のチェックポイント直前まで行って・・・で、突然ボスが出てきて一撃目で死亡。 

親父・正面(馬鹿顔)


・・・なんという初見殺し・・・

僕(悲しむ)


で、気落ちしてると、今まで通れていたはずの通路で、どんどん死ぬし。
また何時間もかけてボスまで辿り着いて、ビビって間合いとか取ってると、落下死。 

親父・正面(青ざめ)


・・・話を聞いてるだけで、心が折れそうなんだが・・・

僕・正面(おい!)


そして死因第1位は・・・「雑魚」!

親父・正面(おい!)


ぎーーーーやーーーー!!
古傷が痛む。 

僕・正面(目がぐるぐる)


曲がり角には、当然のように待ち伏せしてる兵士がいるし、階段の上にはコチラを殺さんと樽を落とす準備をしてる兵士がいるし・・・
雑魚も、一人一人倒せば大したことんだけど、囲まれると瞬殺。
雑魚兵相手に、死体を量産しました。 

親父・横顔(疑い)


・・・あるある・・・兵士、つえーよなぁ・・・。
配置がいやらしいだよ。
ユーザー心理を完璧に読んでて、自分の行動が 全部先読みされてるんだよなぁ・・・。 

僕(ウインク)


ということで、万人ウケです。
おすすめです。

親父・正面(メガネ破損)


うそつけー!
ぜってー万人受けではねーよっ!!! 




【ダークソウル】

フロム・ソフトウェアがPS3向けに発売した「ダークソウル」。
アクションロールプレイングゲームで2011年9月22日に7800円で発売された。
ナンバリングはされていないが 事実上「デモンズソウル」の続編になっており、前作はSCEからの発売だったが、今回はバンダイナムコからの発売となっている。

武器は中世の武器+魔法で、前作同様「ひたすら死んで覚える」というゲームデザインになっている。
基本的にはボスに向かってマップを進むゲームだが、難易度が高いため、死んでマップの特性や敵配置。敵の攻撃パターンを記憶しながら進むプレイスタイルとなる。


演出

演出は良い。
名前通りダークな世界観で、おどろおどろしい描写で徹底した世界観の統一を図っている。
心を失い人ならざる物となった人間を丁寧に描く事によって、他のキャラクターの人間性が際立ち◎

シナリオは、バックグラウンドの細かい部分まで徹底して考えられているため、非常に重厚感のある仕上がりになっている。
しかし、その全貌についてはゲーム内でほとんど語られないため、実態が掴みにくい。
また語りも難解なため、1周しただけでは主人公が どのような理由で目の前の敵と戦っているのかすら分からない可能性もある。

ゲーム中のイベントが短いためにテンポ良くゲームが進行していくが、それがゆえにシナリオが難解になりがちなのが少し残念。
ロード時間にアイテムの詳しい説明が表示されるのだが、そこでシナリオや世界観の補足もしてくれると良かったかもしれない。


オリジナリティ

前作からの変更点が多いためオリジナリティは低くはないが、良くなってるとは言いがたい。

前作との違いは多々あるが、主な違いは3つ。
1つは、ステージごとにマップが用意されていた前作に対して、本作はステージが一続きになっていて巨大なマップになっているということ。
巨大マップになったため、(楽しめるほどの余裕は無い物の)散策が楽しくなった。
だが、これは間違いなく改悪。
前作では好きなステージを好きな順番からプレイし、このマップは自分に合わないと感じたり難しいと感じた場合は別のマップからの攻略が可能だった。しかしながら、本作ではそれが1本道になってしまった。自分が苦手なステージも 何が何でもクリアーしないとゲームが進まないため、苦労することが多々。難易度が異様に高い本作でこの仕様は死活問題。
しかも上級者向けに、中途半端にショートカットの道が用意されているのも問題点。極めて強いキャラクターが門番として用意されており、それを倒せばショートカットで来き、前作のようにステージの順番を変えることが出来るという仕様だが、弱いプレイヤーにとって、ちょっと強い敵も、ものすごく強い敵も見分けがつかない。従って進むべき道を見失いがちになってしまう。
一続きになった広大なマップを移動するワープで移動する手段もあるが、それが可能になるのはゲーム終盤。さらにワープできる場所が限られているため、広大なマップを徒歩で行ったり来たりものすごい重労働。これがマップを大きくした事の一番の弊害だと感じた。

2つ目は、マップにチェックポイントが追加されたこと。
マップを一続きにしてしまったことによる弊害も多かったが、この点は純粋に評価できる。
広いマップにはチェックポイントが用意されており、死んでも最後に休んだチェックポイントに戻される。
チェックポイントでは、武器を強化したり、体力を回復したりうする以外、「エスト瓶」と呼ばれる瓶に回復させる薬を入れる事が出来る。

この「エスト瓶」の存在は極めて心強い。
前作では、三日月草などの薬草を拾ったり購入したりして備蓄する必要があったが、今回は「エスト瓶」を使う事で回復可能。
このエスト瓶はチェックポイントで休憩すると、無条件で5つの瓶に薬が入る。
足りなくなると貴重なソウル(通貨)で買わなきゃならなくなるので、この仕様は非常にありがたい。

3つ目は、アイテム数などが増えてボリュームが増したこと。
これも純粋に嬉しい。
前作と比べて使える強い武器属性などが変更されているが、どの武器が使えるか色々試してみるのが楽しい。
アクセサリーや装備なども多種類用意されており、ヤリ込み度も高い。

大きく分けて変更点はこの3つだが、まだこの他にも細かい変更点が多々ある。
MP制が廃止されて回数制になったのは良いと感じた。
結局MP制であっても回数制であっても、行う事は同じなのでビジュアルで残りの回数が見れる回数制は嬉しい。
またジャンプや落下攻撃などのアクションが増えたが、これでゲーム性に厚みが出たかと言われたら微妙なところ。

総じて、前作からの改良点は多々ありオリジナリティは高いが、その全てが良い方向に進化したわけではない。


グラフィック

グラフィックは驚異的。国産ゲームとは思えないクオリティに仕上がっている。
ポリゴンやテクスチャーは細かく描き込まれていて、洋ゲーに勝るとも劣らない完成度。さらにゲーム全般、ステージが暗いことが多いので、逆に光りの表現が際立つ。
ステージの風景なども絶景で、身震いするほど絶景なステージも用意されている。

モーションは、人間らしく生き生きとしていて良い。
前作と比べるとモッサリしてしまっているが、それについては「操作性」の部分で後述。

グラフィックも凄いが、マップデザインが秀逸。極めて良い。
高低差があるマップデザインで階段を上がるまで何があるのか分からないドキドキ感。階段を上りきった時に広がる絶景など、冒険心をくすぐられる。
さらに前作同様、同じような間取りの場所が少くマップが覚えやすいため、何度か死ねば体でマップを覚える事が可能になる。
この他の追随を許さない、高い完成度のマップデザインには脱帽。


サウンド

音楽は良い。
死にゲーなため、何度も聞く事になるが、飽きることは無い。
とりわけボス戦の音楽の完成度が高く、高揚感につつまれる。
効果音も非常に良く、金属質なSEの微妙な使い分けによって、剣の切れ味などをユーザーに伝えている。


操作性

操作性は、前作と比べて 良くなっている部分も悪くなっている部分もある。

先述した通り、前作に比べてアクションは増えた。
ジャンプや 威力絶大の落下攻撃など、何個かアクションが追加されているが、ジャンプには助走が必要で、足場が安定していないと失敗しやすいため、使いどころが難しい。またマップにもジャンプって得をするような場所がないため、あまり意味の無い追加要素になってしまっている。
落下攻撃は爽快感はあるものの、「いま、ここで落下攻撃を使ってください!」と言わんとばかりのハシゴ付き高台が用意されていたりするため、ガイドラインに沿って攻略している感じがしてしまい残念。落下攻撃はもっと、気がついた人のみが使って得する要素にしてほしかった。

カメラワークは良くなっている。
前作に比べて、細い通路や曲がり角などでカメラでイライラすることは少なくなった。
コレに関しては純粋に嬉しい。

ロード時間は、体感ではあるが、若干短くなっているようには感じた。
ただ、死ぬ回数が異様に多いため、死んでチェックポイントに戻るときのロードが無いのが最も理想的。
前作でも同じような不満を感じたが、今回でなんとかロードレスを目指して欲しかった。
また、データのHDDインストールが出来るようにしても良かったように思う。


満足度

いろいろと不満店はあったが、満足度は高い。
一つ一つの要素をピックアップして前作と比べると改悪になってる部分もあるが、このタイトルを1つの独立した作品として見れば、しっかりとバランスは取れている。

レベルアップ曲線などの数値等もしっかりと調節してあるため、苦労してレベルアップしたときの快感は他のゲームでは味わえない喜び。
1つレベルが上がっただけで、目に見えて成長する自分が嬉しい。

好印象が持てる完成度だったのだが、問題はバグ。
普通、ゲームのレビューにバグは考慮しないのがセオリーかもしれないが、これは無視できないレベル。
幸い自分のプレイでは、プレイに支障が出るような大きなバグには遭遇しなかったが、普通にプレイしていれば大なり小なり1回はバグに遭遇するはず。
これはパッチでの早急な対応が必要な気がする。

前作と比べて難しくはなっているが、その難易度の上げ方が単純で、
ただ敵を堅くして、足場の悪いところに大量配置するというもの。単純というより子供染みている気もする。
さらに、敵に発見されるとどこまでも追ってくるという、改良だか改悪なのか分からない嫌らしい仕様に変更されている。
その結果難易度は激難。コントローラーを思わず投げ出したくなるほどの難易度の高さに仕上がっている。


総評

トゲトゲしいながらもそのトゲ具合が評価されていた前作をもっと光らせようと磨いた結果、逆にトゲを削り取ってしまったような作品。
でも、やはり面白い。

オンライン要素もしっかりしており、難易度の高い本作を皆で「ゆるく」繋がり、協力しあいながら進んでいく感覚は、やはり楽しい。
他人が地面に書き残したメッセージをもとに、時には注意したり。時には騙されたりしながらプレイしていると、繰り返しの作業も辛くなくなる。

最近の他のゲームでは絶対に味わえない、絶対に不可能だと感じるほどの難しいマップを、何百回もくりかえしプレイして糸口を見つけ、やっとの事でクリアーする達成感。難しいからこその面白さがこのゲームには詰まっている。

悪い点は多々あるが、マップが一続きになっている所から派生した改悪がほとんどなので、修正できるところはパッチで修正して、次回作では前作通りマップを分割してほしいところ。

難易度が異様に高いため、前作をプレイしていない人は、まず前作からのプレイがオススメ。
どうせクリアーできないと思うので(勝手に決めつけてる)、気が済んだらダークソウルを手にして変化や難易度の上がり具合を楽しむのがベターだと思う。

前作と比べなければ立派な良ゲー。
ファミコン時代からのゲーマーなら、絶対に一度は触っておきたいマゾゲーの金字塔的な作品。
今後のシリーズの展開も期待したい。


6角形プロジェクトdc


DARK SOULS (ダークソウル)(特典なし) DARK SOULS (ダークソウル)(特典なし) DARK SOULS (ダークソウル)(特典なし)