トップ画像8月6日
2011年8月3日配信
PS3/360「ギャラガレギオンズ DX」
ゲームレビュー
親父・正面(笑顔)

これ、やるぞ!!

僕・正面(にたぁ)

あ!
「ギャラガレギオンズ DX」だ。 
ついこの間、PSNでダウンロード配信されたやつだよね。 

親父・正面(通常)

そう。
バンナムからダウロードタイトルとして配信された”ナムコジェネレーションズ”シリーズの最新作だな。
360版は6月29日に発売されたんだが、PSN障害の関係でPS3は8月3日の配信となった。 

僕(えー笑)

”ナムコジェネレーションズ”シリーズっていったら、過去にナムコが発売した有名タイトルを、 現代の技術とセンスで作り直すプロジェクトなんだよね!
前回の「パックマン チャンピオンシップ エディションDX」は印象的だったなぁ~♪

親父・横顔(むっつり)

あれは、マジで神ゲーだったからな。
・・・というわけで、今回も期待大だ。 

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僕(へー)

ダウンロードの容量は100MB強みたいだね。

親父・横顔(にたっ)

セガが、ダミーファイルを使って初音ミクのゲームを「3939MB」にしたように、ナムコも「765MB」にすりゃ良かったのにな・・・。

僕・正面(じと目)

・・・本編より大きい、ダミーファイルを用意するとか・・・嫌がらせじゃん。

親父・正面(にやけ顔)

お。
そうこう言ってる間に、ダウロード終了だぜ!
さっそく起動だ! 

僕・正面(口あける)

このゲーム、どういうゲームなの?

親父・横顔(通常)

まぁ、あくまで「ギャラガ」だからな。
ジャンルはシューティングだ。
だが、30年前に発売されたオリジナル版とは違って、圧倒的に敵の数が増えてるらしい。 
・・・ま、俺のプレイを見てろ。 

009
僕(え!?)

ぬぉおおお!!
すっい量の敵!! 

僕・正面(死に顔)

これは・・・倒せるの!?

親父・正面(あきれ顔)

ああ。
見た目よりも 遥かに簡単だぜ。 

親父・横顔(ほー)

基本のルールはシューティングなんだが、縦スクロールなんかのシューティングとは ちょっと違う。
画面はスクロールせず固定で、敵の”ギャラガ”は、波状攻撃をしかけてくるんだ。
画面上のギャラガを一掃しないと、次のギャラガは出てこないぜ。 

僕(むっ)

へぇ・・・でも、これだけの数のギャラガを一掃するのって・・・かなり根気のいる作業じゃない?

親父・正面(にやけ顔)

そこで”誘爆”っていうテクニックを使うんだな。
誘爆がこのゲームの鍵だ。
中ボスなんかを倒すと、繋がっている敵が一掃される。 
さらに、核となるボスを倒すと、全部の敵が一掃だ! 

008
僕(えー笑)

おおぉ!
気持ちぃ♪
核の部分を潰したら、一気に敵が粉砕した! 

親父・正面(通常)

ショットは、右のアナログスティックを傾けた方向に撃てるんだが・・・
そのとき、傾けた方向に出てくるサブウェポンの”サテリテ”はダメージを受けない。

僕・正面(うるうる)

ってことは、前方は無敵ってことかぁ! 

親父・正面(にやけ顔)

まぁ、ギャラガは360度。あらゆる角度から波状攻撃をしかけてくるから、気は抜けないが・・・
敵にあたりそうになるとスローモーションになるし。
おまえでもクリアーできるとおもうぞ。 

僕(呆れ笑)

・・・っていうか、簡単すぎるくらいかも。 

親父・横顔(ほー)

そうだな。
クリアーするだけなら、誰でも出来るゲームだ。 

親父・正面(目細く)

5レベルで1つのステージになってるんだが、ステージの制限時間は1分。
極端な話、1分間敵の攻撃を避け続けてさえいれば、制限時間が来てクリアーとなる。

僕(唖然)

・・・え。

親父・横顔(にたっ)

ようは、このゲーム。
クリアーは当たり前。
クリアー後に獲得した得点から算出される総合評価で、その人のテクニックを競うゲームなんだ!

僕(えー笑)

なるほどね!
やっとルールを把握したよ。 

僕・正面(口あける)

ところで、親父の評価が「D」って出てるけど・・・
これは、どういう評価なの? 

親父・正面(呆れ顔)

・・・デリシャスの「D」な。
上から2番目くらいの評価だ。 

僕・正面(にたぁ)

ニマニマ






【ギャラガレギオンズ DX】

PS3と360向けに発売されたシューティングゲーム「ギャラガレギオンズ DX」。
2011年6月29日にXBLA版が800MSPで。2011年8月3日にPSN版が1000円で配信された。
2008年8月20日にXBLA向けに配信された「ギャラガレギオンズ」の流れを汲む作品で、過去にナムコが発売した有名タイトルを、 現代の技術とセンスで作り直す"
ナムコジェネレーションズ"のプロジェクトの一環として発売。
"ナムコジェネレーションズ"シリーズの作品は、これで2作目になる。

本作は、画面固定型のシューティングゲーム。
高速で群れを成して突っ込んでくる敵”ギャラガ”。
群れの中に存在する核の部分を瞬時に見つけ、そこを破壊し”ギャラガ”の群れの誘爆を狙っていくゲーム。
1つのステージが5レベルから構成されており、そのレベルごとの合計得点がステージの総合評価となる。
ショットは2種類用意されており、場面場面によって2種類を切り替える判断力も問われる。


演出

ゲームを通して非常にセンスが良いのだが、そのセンスの良さが 良い演出に繋がっていない印象を受けた。

まず気になるのが振動が非搭載であること。
どんなゲームにでも振動がマッチするわけではないが、少なくとも本作に限っては振動を搭載するだけで爽快感が倍増したはず。
誘爆を成功させた際に、手ごたえを振動で表現して欲しかった。

本作はエフェクトに力を入れており、エレクトロニクスかつエレガントな迫力のある演出が楽しめる。
ゆえに爽快感のあるプレイが楽しめるのだが、エフェクトがあまりにも多すぎて画面が見にくくなることが しばしばある。
ゲーム中。もう少しシンプルな画面の方が、没入してゲームを楽しめた気がする。


オリジナリティ

ゲーム性もさることながら、特にビジュアル面での驚きが多く、オリジナリティは低くない。

本作は、「誘爆」と「核を破壊する」という2つの動詞がゲーム性の肝になっている。
「誘爆」という要素も、「核を破壊する」という要素も、シューティングゲームではスタンダートになりつつあるゲーム要素ではある。
しかし、それを30年も前に発売されたギャラガに落とし込んだのは「見事」としか言いようがない。ゲームの雰囲気や、核のゲームデザインを損なわず、時代にあったクオリティに 上手に作り直している。


グラフィック

グラフィックは良い。

なによりも4万を超えるギャラガの大軍に圧巻。
ギャラガの大群が超高速で移動しても、
一切処理落ちがないのにはビックリ。

自機や敵のグラフィックを6パターンから選べるという要素も嬉しい。
また、意外にも レベルやステージごとに背景が異なっていることに驚いた。

とにかく世界観の統一は徹底されており、オリジナルのギャラガの空気をしっかりと再現している。
しかし、世界観を意識しすぎたためか、デザイン性が高すぎて読み取りにくいフォントがあることが残念。


サウンド

サウンドは、無難ながらセンスが光る好印象。

BGMは、デクノ調でリズムを刻むだけのシンプルなもの。
世界観とマッチしていて好印象。
また、ギャラガ懐かしのフレーズも聞こえ、ファンには嬉しい仕掛けも施されている。


操作性

操作性は極めてよい。

ゲームでの操作は、いたってシンプル。
左スティックで移送し、右スティックを傾けることで弾を撃つ。
そして、L/Rで2種類のショットを切り替える。というものだけ。

ショットは2種類用意されていて、ショットを1つの方向へ集中させられる
「Focus Fire」と、3方向に向かって発射できる「Diffuse Fire」がある。
攻撃をしたいときや、1方向から押しよせて来た敵を返り討ちにしたい場合などは前者。
囲まれて、とりあえずその場をしのぎたい場合は後者を選んだりと、場面場面で使い分けることになる。
防御に適している「Diffuse Fire」ではあるものの、発射角度を調節して、3方向に伸びる弾道を1つの部分に集中させると「Focus Fire」の攻撃力をも上回る。
また、
「Focus Fire」を選択すると、オプションが自機の前面につくため、敵陣を一気に突破して、核だけを壊すことも可能だったりと、ショットの使い分けには奥深さがある。
このショットの使い分けによって、深い戦略性が生まれ、ゲームを一際面白くしている。

また、”ナムコジェナレーションズ”シリーズの第一弾の「パックマン」で指摘されていた機動時間の長さも、本作では改善されている。
ロード時間も極めて短く、ストレスフリー。
メニュー周りもシンプルで文句は無く、ゲームにはチュートリアルも見やすい説明書も用意してある。
操作性に関しては文句のつけようがない。


満足度

満足度は極めて高い。

スピーディーに進行するゲームは爽快感抜群で、誰でも簡単に敵を粉砕することが出来るのが魅力。
「ストレス解消ゲーム、ここにあり!」という印象を受けた。
ある条件をクリアすることで、「ギャラガ」おなじみ、敵が自機にオプションとして付く。
それを上手に使うと、圧倒的な火力で敵を粉砕することができ、その爽快感たるものや言葉で語りつくせない(←レビューの本質が問われる一言)

バコバコ敵を倒すゲームではあるものの、そのレベル調節の緻密さには脱帽。
敵が自機にぶつかりそうになるとスローモーションになったり、自機の当たり判定の部分が少なかったりと、ゲームが上手ではない女性や子供でもクリアーできるように設定してある。
しかしクリアーするのは簡単でも、高得点を取るのが難しい。
高得点を取るためには、敵の出現パターンを予想し、覚え、最も効率の良い倒し方を見つければならない。
本当に奥深いゲームデザインになっている。

ステージ数はそこまで多くないため、ゲームのボリュームは控えめなものの、これからの奥深いゲーム性と中毒性でカバーすることができている。
また、時間を競う「タイムアタックモード」や、オンライン大会が行なわれる「チャンピオンシップモード」なども搭載されており、ゲームボリュームとは裏腹に、長い時間遊べるつくりになっている。

唯一、トロフィーの数が比較的少ないのが多少心に引っかかる点だった。


総評

シューティングというジャンル。そしてゲームのビジュアル的にコアマニアックなユーザー向けかと思いきや、非常に窓口の広いゲーム。
しかしながら、ゲームシステムの奥深さは最たるもので、ゲーマーの徹底したやり込みにも耐えられる作りになっている。
万人ウケのゲームは多々あるものの、本作のような、それぞれのユーザー層が それぞれの達成感を味わうことが出来るゲームは、なかなかなかった。

価格は1000円と800MSPだが、その価値は十分にある。
たとえ普段シューティングをしなくても、ストレス解消したい人なら誰にでもオススメ。
完成度の高い、万人ウケする爽快感抜群のシューティングゲーム。


ギャラガ評価